「必要最低限のモノで暮らす」、ミニマリストって素敵ですよね。
でも、家族がいると、「必要最低限のモノ」だけで暮らすのは難しいと思いませんか?
そんな方にオススメしたいのが、頑張らないでミニマストをゆるく真似する「ゆるミニマリスト」です。この記事では「ゆるミニマリストの始め方」を紹介します。

頑張らない、ゆる〜くが「ゆるミニマリスト」のポイントです
このような人におすすめです。
- ミニマリストになりたい
- 最低限のもので暮らすのは難しそう
- ストイックにできない、時間がない
はじめに


ミニマリストに興味がありましたが、
「最低限のモノで暮らす」ということが、
家族と暮らす私には無理でした。
「ミニマリストになるのは、あきらめよう」と思った時、
ゆるく自分軸でミニマリストを目指す、
「ゆるミニマリスト」という言葉に出会いました。
それから、時には回り道をしながら、
自分らしいミニマスト道を歩いています。
yuko
「ミニマリスト」と「ゆるミニマリスト」の違い
「ミニマリスト」って?


ミニマリストは、持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人[1]。自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方で、大量生産・大量消費の現代社会において、新しく生まれたライフスタイルである。「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ミニマリスト」とは「必要最小限のモノだけで暮らす人」のことです。
モデルルームのような部屋に住んでいる人、とイメージすると分かりやすいかも知れません。
less is more(少ないことはより豊かなこと)=「自分にとって本当に必要な物だけを持つことで、豊かに生きられる」という思想が根底にあります。



近年は「ミニマリストTakeru」さんが人気です


「ゆるミニマリスト」って?


ゆるミニマリストとは「ミニマリストをできる範囲でゆるく真似すること」です。
真似で良いため、モデルルームのような部屋を目指さなくても大丈夫です。1日1捨などの「捨て活」をしなくてもいいのです。気楽です。
例えるなら、「正統派ミニマリスト」は何も置いていないデスクで、コーヒーを片手にブログを書くイメージ。一方「ゆるミニマリスト」はベッドでゴロゴロしながら、お菓子や紅茶を楽しみつつ、ブログを書くイメージです。かなり違うと思いませんか?



「ゆるミニマリスト」は森秋子さんが人気です


「ゆるミニマリスト」の始め方
1、あなたの先生=メンターを決める


まずは、あなたの先生を見つけましょう。ミニマリストと言ってもさまざまなタイプの人がいます。
モノにこだわる「モノミニマリスト」、お金にこだわる「節約系ミニマリスト」、コトにこだわる「シンプルライフ系」などです。
本・ブログ・Youtubeなどから、あなたに合ったミニマリストを探しましょう。そして、その人のやり方を真似してみるのです。情報源になるミニマリストは、多くても5人くらいが理想です。


2、「好きではないもの」、「1年以上使っていないもの」を手放す


「好きではないもの」は取っておいても場所を取るだけです。思い切って手放しましょう。
迷うモノは、一旦「保留」の箱に入れましょう。1週間後にもう一度見直しすると、冷静に判断できます。
「思い出の詰まったもの」は無理に手放す必要はありません。もう一度手に入れようと思っても難しいですし、手作りのものだと尚更です。手放す場合は、写真に撮って記録しておくと手放しやすいです。



アイテム別の捨て方は、こちらで紹介しています


3、「持ち物リスト」を作る


持ち物を書き出すことで、客観的に見ることができます。
例えば下着でも、2セットあればいい人もいれば、5セットなければ不安な人もいます。あなたにとって、それぞれモノがどのくらい必要なのかが、「持ち物リスト」から見えてきます。



「持ち物リスト」の詳しい作り方は、こちらで紹介しています


4、「買い足す」から「買い替える」に行動を変える


買い物をするときは「持ち物リスト」を見て、手持ちの実物を見て、買い替えるか判断します。



わたしは消耗している、壊れている、痛んでいる、使用期限が過ぎているなどを「買い替える」基準にしています
いいなと思うモノがあったら、まずは「欲しい物リスト」に書き出します。そして、1週間ほど置いておき、見直すのがオススメです。なぜ、1週間かというと冷静に見直しできるからです。



「欲しいものリスト」は、スマホのアプリや手帳に書くのがおすすめです


5、定期的に見直す


大切なのが「定期的に見直すこと」です。わたしは一年ごとに「持ち物リスト」の見直しをしています。
これまでに紹介した方法を繰り返すことで「必要なもの」と「欲しいもの」の区別がつくようになってきます。



私は1年単位で見直ししていますが、2年や3年単位でも良いと思います。お好みの方法でやってみてください


私が「ゆるミニマリスト」になった理由
結婚と義母との同居がきっかけ


2015年に結婚し、夫の母と同居することを決めました。そして、夫の実家に引越ししました。引っ越したお家は、とても綺麗に片付いている美しい家でした。
実家は昔ながらの日本家屋です。古い・モノが多いという生活環境でしたので、衝撃を受けました。
それからお義母さんを見習って、「モノを減らし、大切に使うようにし始めた」のが、ミニマリストになったきっかけです。



結婚前は、「モノであふれた汚部屋」に住んでいました


「ミニマリスト」という言葉に出会った


ミニマリストという言葉に出会ったのはテレビの特集でした。「必要最低限のモノで暮らす」というのに衝撃を受けたのを覚えています。
それから、「ミニマリスト」関連のさまざまな本やブログを読んで、真似し始めました。
でも、家族と暮らしているため、理解が得られず、途中で行き詰まってしまいました。



「家族との共用のモノ」が見直しできませんでした


「ゆるミニマリスト」を目指しています


立ち止まってしまった時に、出会ったのが「ゆるミニマリスト」という言葉です。
家族がいるため「完璧なミニマリスト」は目指せません。だから、「自分らしくミニマリストを目指せばいい」と考えを変えました。
また、家族のことには口出しせず、自分の担当の範囲で「ゆるミニマリスト」を目指しています。



「ゆるく頑張らない」がポイントです


「マキシマリスト」だった過去の私
「ミニマリスト」を目指して5年以上が経ちました。過去の「マキシマリスト」だった頃の暮らしを紹介します。
マキシマリストって?


マキシマリストは「最大限のモノを所有して生活する」というスタイルです。 しかし何でもかんでも所有するのがマキシマリストではありません。
出典:賃貸のマサキ【マキシマリストの世界】好きなモノに囲まれる暮らしとは?より
マキシマリストは「たくさんのモノに囲まれて暮らす人」です。
私にはモノと買い物が大好きな「マキシマリスト」でした。困ったことに、お気に入りはもったいなくて、使えませんでした。毎日、それほど好きではないモノを使っていました。
また、収納が苦手で部屋は散らかり放題。コレクションを買うためにお金は減る一方。増え続けるモノは収納しきれず、床に散乱していました。今、思い出してもひどい「汚部屋」でした。



毎日歩くのに苦労していました
お気に入りが使えない


素敵なバッグや靴など、「とっておきのモノは観賞用」でした。もったいなくて、普段使い出来ませんでした。
だから、中途半端ものを使い回していました。そうすると、印象も中途半端になります。また、「お気に入りのモノ+着回しするモノ」と2種類買うため、モノの量は増えていきました。
私は「お気に入りが使えない残念な生活」をしていました。



思い切って買ったエナメルの素敵なバッグが、「気づいたら経年劣化で痛んでいた」という悲しいこともありました


収納が足りない


大量のモノは収納にスペースが必要になります。大量の服もバッグも収納しきれなくなりました。
そして、あふれたものは、自然に床に置くようになってしまいました。そうなると大変です。
その結果「モノを避けて暮らす」、片づけられない生活をしていました。



床にモノが多いと掃除が難しくなります。結果、とても汚い部屋になりました


お金が足りない


「新作・限定という言葉」が大好きでした。お気に入りのブランドを定期的にチェックし、新作を楽しみにしていました。
気がついたら、「次は何を買おうかな?」と買い物がストレス発散と趣味になっていました。
その結果、貯金がほとんどない生活が続きました。



「買い物依存症」だったのだと思います


「ゆるミニマリスト」になった今の私
お気に入りを使えるようになった


以前は、お気に入りはもったいなくて、使うことが出来ませんでした。普段使っていたのは、好きでもない安いものばかり。
今は買う前に「好きなのか?必要なのか?」を自分に質問してから、買っています。好きなだけなら、買いません。好きで必要なら買います。また、「持ち物リスト」を作って、そのリストと「にらめっこ」しています。「うん、必要だね」とリストに勝ったら買っても大丈夫です。
そうして、「お気に入り」ばかりの少数精鋭にしたら、モノを大切に使えるようになりました。



「お気に入りを愛でる生活」が最高に楽しいです


片付けが楽になった


以前はモノが多かったので、掃除が大嫌いでした。
今は床にものを置かなくなり、掃除がしやすくなりました。すると、片付けが楽になりました。
スッキリした部屋を見ていると、気持ちもスッキリします。



床にモノを置かないだけで部屋が整えやすいです


貯金できるようになった


持ち物を把握し、「買い物リスト」や「欲しいものリスト」を作ることで、無駄なものを買わなくなりました。
家計に余裕が出てくると、「確定拠出年金(iDeCo)」や「積み立てNISA」でお金を増やす余裕が出てきました。
以前よりも、お金を大切に使えるようになったと思います。



自然に出費も少なくなり、貯蓄できるようになりました


おわりに
私にとって「ミニマリスト」というと、カッコよく、行動力があるイメージがあります。例えるなら「キャリアウーマン」のようなイメージです。
働き方にも色々あるように、のんびりな「ゆるミニマリスト」がいても良いと思っています。この記事で紹介したことは、「年単位でのんびりやってみること」をオススメします。急がなくても、頑張らなくても大丈夫です。
あなたも、「ゆるミニマリスト」を一緒に目指してみませんか?

