ミニマリストはモノを持たないため、防災に弱いイメージがあるようです。そこで、普段から無理なく防災に備えられるインテリア=おしゃれ防災を考えました。
今回のテーマは「防災しながらインテリアを楽しむ」です。インテリアを楽しみながらおしゃれに防災するヒントになりましたら幸いです。
ミニマリストの防災事情も紹介します
この記事で分かること
- 【知識】ミニマリストは防災に弱い!?実際に体験した非常時のミニマリストの弱さ
- 【防災インテリア】防災しながら季節を楽しむミニマリストのインテリア「フォーカルポイント」
- 【Q&A】ベテランゆるミニマリストが答える「ミニマリストの防災」事情
【知識】ミニマリストは防災に弱い!?実際に体験した非常時のミニマリストの弱さ
ミニマリストといえば「災害時の備蓄」をしないイメージがありました。私も最低限のものしか持たない暮らしに憧れて、収納用品を減らしていた結果、ミニマリストの悲惨な末路を経験しました。
それは2020年の新型コロナウイルスの大流行です。このときに収納がない=備蓄を持たない暮らしをしていたため、パンデミックの最初の週は日用品に困りました。
特にトイレットペーパーです。本当にすぐに売り切れるのですね。知り合いから頂いた時は本当に涙が出ました
災害時に弱いというミニマリストの悲惨な末路を経験して「ミニマリストでも防災はしっかりしないと大変な目にあう」ことを学びました。
実際に体験したミニマリストの悲惨な末路については、下の記事からどうぞ
【防災インテリア】防災しながら季節を楽しむミニマリストのインテリア「フォーカルポイント」
見せるインテリアのことをフォーカルポイントと言います。
こどものおもちゃ収納に使っているキャビネットの上に「フォーカルポイント=見せる場所」を作ることにしました。幅も1mほどあり、平らで飾りやすいスペースです。
こども達の遊んだあとはこのような感じです。こどものおもちゃを見せない収納にすることでスッキリします。詳しい内容は下の記事からどうぞ
インテリア① ミナペルホネンの”life puzzle”ポスター
メインのインテリアはミナペルホネン(mina perhonen)の”life puzzle”のポスターです。
人間と動物が描かれたシンプルな色合いながら、奥深い印象のポスターです。こちらは防災ではないのですが、ズレないように防災対策しています。
ミナペルホネンの小物が大好きです。ポスターも部屋が引き締まるためおすすめです
2023年限定のアートポスター
インテリア② ラジオスピーカー(SANGEAN)
老舗メーカーのSANGEANのラジオスピーカーは、木製のボディが特長です。
お気に入りのセレクトショップで見かけたのですが、希望のカラーが売り切れていたため、通販で購入しました。「ウォルナット、チェリー、チェリー/ブラック」の3種類から選べます。
わが家は内装に合わせて、ウォルナットを選びました
映えるラジオスピーカー
インテリア③ しろくま貯金箱
なんとも言えない表情がかわいらしい「しろくま貯金箱」は、インスタグラムで5万件以上の投稿がある人気の北欧インテリアです。
わが家では非常時に使う小銭を貯金しています
この貯金箱の人気のヒミツは着せ替えができるところです。わが家では季節に合わせて、こども達と着せ替えを楽しんでいます。
ハロウィンは魔女コーデ、クリスマスはサンタさんコーデです。季節感を簡単に表現できるためおすすめです
また、3000円以下で購入できるため、しろくま貯金箱は北欧インテリア初心者さんにもおすすめです。
着せ替えできる貯金箱
ここではハンドメイド作家さんのしろくま貯金箱の着せ替えを紹介しましたが、100均材料で作ることもできます。
セリアの材料でプチハンドメイドしたしろくま貯金箱は下の記事からどうぞ
この記事のしろくま貯金箱の着せ替えはこちらで購入しました
インテリア④ LEDキャンドルライト
キャンドルの下の方が麻ひもで巻いてある、ナチュラルタイプを選びました。見た目が可愛いため、置いておいても違和感がありません。
お誕生日会やイベントで使っても可愛いと思います
もしもの時に役立つ灯り
インテリア⑤ 造花(アーティフィシャルフラワー)
季節ごとに造花を飾って楽しんでいます。こちらは3月の桜の花です。間近で見なければフェイクと分からない、上質な造花です。
12月はクリスマスローズ。白い花のタイプを選びました。枯れないからお世話の必要がなくて子育て中の主婦にもうれしいです。
お正月は椿とレッドベリー。白と赤の紅白のコントラストがおしゃれです。
このような感じで一年の季節の移り変わりを楽しんでいます。造花はすべてハンドメイドマーケットminneで購入しました
ハンドメイドマーケットminne
【Q&A】ベテランゆるミニマリストが答える「ミニマリストの防災」事情
ゆるミニマリスト歴9年のベテラン主婦が気になる質問に回答いたします。
ミニマリストの防災に関するQ&A
- 質問①なぜミニマリストは防災に弱いのですか?
- 質問②ミニマリストの防災グッズのおすすめを教えてください。
- 質問③ミニマリストの持ち歩き防災グッズ、何を持っていますか?
このような質問に答えます
質問① なぜミニマリストは防災に弱いのですか?
ミニマリストには「Less is more(より少ないことはより豊かなこと)」という精神があります。最小限で生活するミニマリストは災害時に弱いです。
最近では、コロナ禍以降この弱点を意識しているミニマリストも増えてきました
それでも、有名な一部のミニマリストのようにモデルハウスのような部屋に暮らしたり、1着の服で暮らすことにこだわるとこのように大きなデメリットがあります。
ミニマリストの災害時のデメリット
- 非常時に食べる備蓄食料がない
- 非常時に着る服がない
- 非常時に在宅避難生活が困難になる
モノが少ないことは確かに暮らしやすいですが、ほどほどが一番です。
わが家はほどほどスッキリしたリビングで暮らしています
有名ミニマリストを真似して、湯シャンやストックしない生活など色々と試して、その度にミニマリストの悲惨な末路を経験してきました。
経験から学んだのは、何事もほどほどが一番です。初心者さんにはやりすぎミニマリストではなく、ゆるミニマリストがおすすめです
質問② ミニマリストの防災グッズを教えてください。
防災グッズといえば、防災リュックや防災ポーチなど逃げることに目を向けがちです。手薄になりがちなのが在宅避難です。一時は避難所に避難しても、長期化する場合は在宅避難も考えられます。
能登地震では3ヶ月経った2024年3月時点で4,500名以上の方が在宅避難生活をしていらっしゃるそうです
わが家は南海トラフ地震の範囲のため普段から防災意識を持つようにしています。今回の能登自身も対岸の火事ではなく、いつ自分たちが巻き込まれるか分からない災害というように認識しています。
2024年は能登地震で被災された方の情報をチェックして、非常時の使い捨て食器を準備しました
防災食器は1週間で一人当たり最大21個必要(3食×7日間 = 21個)になります。5人家族なら105個です。災害時にこれだけの数を購入できないと思い、事前に用意しました。
セリアで買える防災用使い捨て食器のリストは下の記事にまとめています。家族の人数別の目安も一緒に掲載しています
質問③ ミニマリストの持ち歩き防災グッズ、何を持っていますか?
持ち歩きの防災グッズには助けを呼ぶ、逃げられるグッズがおすすめです。私は通勤路で通り魔事件があったことをきっかけに持ち歩き始めました。
ホイッスルと防犯ブザーを持ち歩いています
防犯ブザーは災害時に性犯罪の被害から逃れるためにも役立ちます
悲しいことに能登地震の際も避難所で性犯罪事件があったそうです。性犯罪は東日本大震災の時にも少なくない方が被害にあっています。「5歳未満」から「60代以上」までの女性が被害にあったということですので、全年代の女性が性犯罪対策を考えることが重要です。
被害を訴えても「加害者も被災者なのだから」と諭された女性もいた。 性被害やDVの被害者は「5歳未満」から「60代以上」まで。 子どもや高齢者も対象になった。 避難所の男性が見知らぬ女児にキスしたり、男児の下着を脱がしたりといった事例のほか、ボランティアや医療従事者ら支援者にも及んだという。
被災者をまもる>性被害防止 対策を 避難所運営
実際の被害状況はこちらの報告書で確認できます。興味のある方はご一読ください
日頃から防災意識だけでなく防犯意識を高めることで、一人でも多くの女性やこども達が被害から逃れることを願っております
おわりに
今回は「インテリアを楽しみながら防災する」をテーマに、災害時も使えるインテリアを中心に紹介しました。普段から無理なく準備することで、災害時に役立つと考えています。
近年おしゃれ防災というワードが注目されています。おしゃれ防災とは、コスメ一式を持っていくおしゃれではなく、普段の暮らしになじむ、おしゃれな防災グッズを取り入れるという意味です。
震災は対岸の火事ではなく、もしも被災したらどうするか考えるようにしています。私が調べた内容や防災の工夫が、あなたの防災のヒントになりましたら幸いです。