今回のテーマは「ミニマリストの病気」です。ミニマリストは病気じゃないの?と気にしている人が多いようです。ミニマリストになると病気になるのか、実際の体験談を紹介します。
この記事で分かること
- 【病気のサイン】ミニマリストがなりやすい病気は「捨てすぎ病」
- 【隠れていた病気】ミニマリストがうつ病一歩手前の「適応障害」になった経験談
- 【Q&A】ミニマリストの病気に関する疑問・質問
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【病気のサイン】ミニマリストがなりやすい病気は「捨てすぎ病」
では、ミニマリストが原因で病気にならないのかというと、間違った「断捨離®」や「捨て活」などで病気になってしまう人もいるようです。これを「捨てすぎ病(断捨離依存症)」と言います。

「捨てすぎ病」とはこのような病気です
“断捨離依存症”とは? 断捨離依存症は、モノを捨てることに依存して生活に支障をきたしている状態のことです。 モノを捨てないと不安だから、必要なものまで捨ててしまう。 捨てることを他人にも強要して人間関係が壊れるなど、捨てることに囚われている状態です。
3つ当てはまったら要注意!“断捨離依存症”のチェックリスト
私も「適応障害」の診断を受ける前に、モノを捨てることを代償にして「同居・育児・仕事」のストレスから逃げていました。

このように「捨てること」に執着している場合は、メンタルの不調が隠れているかもしれません
「捨てすぎ病」のサイン
- モノを捨てるのが楽しい
- 人からの贈り物、お土産を迷惑に思ってしまう
- 必要なモノまで捨ててしまい困ったことがある
- モノは少ないほど良いと思う
- 家族の所有物まで捨ててしまったことがある
- SNSなどで人の家のモノの数が気になる
- モノを手放さないとという不安感がある
参考:3つ当てはまったら要注意!“断捨離依存症”のチェックリスト

「捨てすぎ病」のサインに3つ以上当てはまったら注意が必要です
もしも当てはまっている項目が3つ以上なら、私のように本当のメンタル不調から目をそらしているだけかもしれません。ご注意ください。
ミニマリストの悲惨な末路
【隠れていた病気】ミニマリストがうつ病一歩手前の「適応障害」になった経験談
「捨てすぎ病」を経験して、おかしいなと思ってメンタルクリニックを受診したところ、「適応障害」と診断されました。

次女を妊娠した2020年ごろのことです
原因は、無理のある同居・ワンオペ育児・フルタイムのハードな仕事でした。適応障害とはこのような心の病気のことです。
適応障害は、原因(ストレス要因)となるものがはっきりしているというのが特徴で、症状が出てきたら心の健康状態が低下しつつある危険サインと考えましょう。もし症状が軽くても、「適応障害」から「うつ病」に移行してしまう例が少なくないため、気の抜けない病気です。
適応障害は「うつ病」の一歩手前、日常生活で心がけることは?

自分を犠牲にして、同居・育児・仕事と3つも重いものを抱えてしまったため、自分の心とからだが限界になってしまったのが原因です
「適応障害」と判断された後、精神科医のアドバイスを元に、私にとって無理のない環境に変えました。
ミニマリストが見直しした環境
- 家をリフォームすることで、同居ストレスを解消した
- 育児に夫としっかり分担することで、育児ストレスを減らした
- 転職して、長距離通勤フルタイムから短距離通勤時短勤務に働き方を変えた

適応障害は原因がはっきりしているのが特徴です。原因を改善すれば治る病気です
私の場合はミニマリストだから病気になったのではなく、心の病気に気づかずにミニマリストに解決策を求めていました。

本当に解決すべきだったのは自分を取り巻く環境でした。無理のある同居・ワンオペ育児・フルタイムのハードな仕事。これらが原因でした。

ミニマリストを目指す前に「なぜミニマリストになりたいのか」と考えてみると良いかもしれません
「最大の味方は自分自身」です。どうか、あなた自身のことを一番大切にしてください。
ミニマリストになりたい人へ
おわりに
今回は「ミニマリストの病気」をテーマに、適応障害と捨てすぎ病について紹介しました。
ミニマリストがなりやすい病気はモノを捨てることに執着する「捨てすぎ病」です。ガランとした部屋=ミニマリストのイメージがありますが、極端すぎるため精神科医から見て普通じゃない状態だそうです。
最小限のモノで暮らすのがミニマリストですが、最小限は人によってさまざまです。あなたらしい最小限=適正量を探してみてください。自己解決が難しい場合は医師などの専門家にご相談ください。
やりすぎない「ゆるミニマリスト」の始め方