ゆるミニマリスト歴9年目の夕湖(ゆうこ)です。長女を産んでから、子育て中に「ゆるミニマリスト主婦で良かった!」と思うシーンが増えました。
わが家は共働きで保育園児が2人います。ただでさえ仕事に育児でへとへとなのに、そこに加わる「家事」。主婦は家事の負担が大きいと感じています。
ミニマリストほどやりすぎない「ゆるミニマリスト」は主婦と相性抜群です。その理由を紹介します
この記事で分かること
- 【メリット】主婦が「ゆるミニマリスト」になって良かった5つの効果
- 【強み】主婦こそミニマリストに最適だと思う理由ベスト3
- 【知識】ミニマリストになりたい主婦におすすめな「ゆるミニマリスト」の基礎知識
【メリット】主婦が「ゆるミニマリスト」になって良かった5つの効果
ゆるミニマリスト生活9年間を振り返って「ここが良かった!」と思うメリットを5つ紹介します。
ゆるミニマリスト主婦のメリット5つ
- 効果①「ちょっとした片付け」がなくなり、ストレスが減った
- 効果② 買い物の削減ができて「節約」になった
- 効果③ 時間の節約になり「自由時間」が生まれた
- 効果④「夫婦の家事分担が少なくなり」家族との関係改善になった
- 効果⑤「ゆるいミニマリズム」で自分が成長できている
このような良い効果がありました!
効果①「ちょっとした片付け」がなくなり、ストレスが減った
ミニマリストは「物との付き合い方が上手な人」です。ゆるミニマリストになることで「物選び」が上手になりました。
「必要で心地よい物」だけを選ぶことで、部屋がスッキリ整います
例えば、ダイニングテーブルセットを選ぶ時のことです。部屋が8畳のため、リビングソファとダイニングセットの2つを置くとリビングが狭くなってしまいます。
そこでリビングのソファ機能のある「ダイニングソファーセット」を選んで空間にゆとりを持たせるようにしました
その結果、家族がインフルエンザにかかった時などは、このように避難できるようになりました。
もう一つよかった効果は、子どもの遊び場スペースになることです。このようにおもちゃキャビネットとダイニングソファーの前にスペースがあります。
その結果、こども達が散らかすのはこのように「おもちゃキャビネット」の前だけになりました。
このようにスッキリ暮らすことを考えて物選びするようになると、自然に部屋が片付けやすくなります。
ミニマリストほどやりすぎない、心地よい部屋づくりは下の記事で紹介しています
効果② 買い物の削減ができて「節約」になった
ミニマリストは「物選びが上手な人」=「買い物上手」が多いです。調べてみると、ポイントの貯まる店で買う、実店舗ではなく通販を利用してポイントを貯めるなど、節約を意識しながらお買い物している人が多いことがわかりました。
私は楽天ポイントを貯めています。上の記事で紹介した「ダイニングソファーセット」も楽天市場で購入しました。その結果、得たポイントは25万ポイント(25万円分)を超えました。
ちりも積もれば山となる=小さな行動も継続すると大きな結果につながる結果になりました。ちなみに短期間ではなく、数年以上かかっています
また、節約をするために、買い物の前に「お買い物リスト」を作ってから、お買い物をするようにしています。
買い物の回数は月1回です。一回の買い出しの量が多いと値段も上がるため、ムダ使いしにくいメリットがあります。
「欲しい」で買わずに「必要かどうか」を考えるのがポイントです
事前にお買い物リストを作ることでこのようなメリットがあります。
「お買い物リスト」の3つのメリット
- ムダ使いしにくくなる
- 見直しできるため、冷静に判断できる
- 効率よくポイントを貯められる
このように良いメリットしかありません。節約できる「お買い物リスト」の例は下の記事で紹介しています
効果③ 時間の節約になり「自由時間」が生まれた
ゆるミニマリストになってから「家事の時間が半分以下」になりました。
買い出し、掃除、料理など多くの家事から解放されました!解放された主な家事は次のとおりです
「ゆるミニマリスト」になって解放された5つの家事
- 3日に1回の買い出し(1時間)
- 毎日の1時間の掃除
- 毎日献立を考えてる時間
- 洗濯物を干して、取り込んで、たたむ時間(1時間)
- 週末30分のトイレ掃除
私が解放された主な家事はこの5つです。一つずつ見直していき「時間がかかるのが当たり前だと思っていたこと」を「簡単にしてラクにする」ように変えてきました。
例えば、日々の家事で、名もなき家事=見えない主婦の負担によく挙げられるのが「献立を考える時間」です。
わが家では1週間の献立を決めてしまい、ラク家事に見直ししました
その内、週に2日は「炊き込みごはんの日」にしています。ご飯に炊き込みご飯の素を入れるだけのお手軽メニューです。
このように1週間のメニューを固定してしまうだけでも、日々の家事負担が簡単になります。仕事・育児でいっぱいいっぱいな自分の負担を減らすために考えました。
半年以上日持ちするため、新型コロナウイルスのパンデミックのような災害時にも役立ちます。備蓄食料としてもおすすめです
例えば、ミニマリスト主婦でドラム式洗濯乾燥機を導入している人が多かったため、メリットが多いことからわが家でも導入してみました。
すると、洗濯物を干す・たたむという家事から解放されて、毎日1時間の自由時間が生まれました。
こうして節約できた自由時間はブログの執筆に充てています
主婦業は400万円の価値があると言われています。これほど時間や労力を費やしているのが主婦業です。
時短家電ではルンバが人気ですが、洗濯機も一押しです。他にも見直しできることはたくさんあります。詳しくは下の記事からどうぞ
効果④「夫婦の家事分担が少なくなり」家族との関係改善になった
私の家事負担が楽になったため、夫の家事は「ゴミ出し」だけになりました。
結婚当初は家事分担のことでケンカばかりしていました
ところが家事が一人で十分回るため夫に何も頼まないと夫の態度が変わってきました。
「何かやることある?」とよく声を掛けてくれるようになりました
それでも何もないため「大丈夫」と答えている内に、夫が週末にお昼ごはんを作ってくれるようになりました。
電子レンジで簡単調理してくれます。週末の料理から解放されるので助かっています
夫が料理してくれている間はこども達と遊んでいます。こどもとのコミュニケーションにもなって嬉しいです。
こども2人の生活リズムを決めてから、さらに暮らしやすくなりました。「こどもの生活リズム」は下の記事からどうぞ
効果⑤「ゆるいミニマリズム」で自分が成長できている
ミニマリストに資格は必要ありません。持ち物や暮らしをシンプルにしたい人であれば、誰でも目指せます。
2020年からブログで「ゆるミニマリスト生活」を公開しています。このような成長ができました!
「ゆるミニマリスト」になって成長できたこと
- ブログの更新をする = スキルアップにつながる
- 暮らしの記録を公開する = 節約になる
- 文章を書く = 自分を内観できる
ブログは暮らしのさまざまなことを紹介しています。例えば、リビングの窓を目隠しするDIYの記事を執筆しました。
すると「DIYの知識や技術が上がる」など暮らしにまつわるスキルアップにつながります
実際にDIYしたリビングの窓はこちらです。クラシカルなデザインの素敵な窓になりました。
家の中で写真を撮影する際も窓の外の写り込みを気にする必要がなくなりました。SNSやネット上の防犯対策にもおすすめです
また、お薬手帳の表紙のカバーをデザインしました。キャラクターなどカラフルなものが多いため、シンプルなデザインのものを考えました。
本業がグラフィックデザイナーです。暮らしに使える「大人かわいいデザイン」を考えて無料で公開しています。このようにブログを通して日々、自分のスキルアップにつながっています。
ブログ=お金を稼ぐ=副業のイメージが強いと思いますが、近年はChatGTPやYoutubeの流行ではっきり言って稼げません
では何のためにブログを執筆しているかというと「自分のため=趣味=スキルアップ」です。ブログを10年ほど続けている人が言っていましたが、趣味でなければ続けられないそうです。
コンビニでも印刷できるお薬手帳カバーのテンプレートは下の記事からどうぞ。お子さんだけでなく、ペットの写真を使ったオリジナル手帳や、推し活お薬手帳など、アイデア次第で色々と使えます
【強み】主婦こそミニマリストに最適だと思う理由ベスト3
主婦×ミニマリスト=「ミニマリスト主婦」は最強の組み合わせだと思っています。今回はその理由を3つに絞って紹介します。
主婦こそミニマリストに最適だと思う理由ベスト3
- 理由①主婦は「暮らしを見直ししやすい」
- 理由②主婦は「家事を簡単化できる」
- 理由③主婦は「日用品を最適化できる」
主婦ならではのミニマリストを目指しやすい理由を詳しく紹介します
理由①主婦は「暮らしを見直ししやすい」
主婦と主夫の割合を調べたところ専業主夫割合は、0.89%と1%に満たないそうです。
ほぼ9割が家事を請け負っているため「主婦はミニマリスト向き」と言えます
例えば、こどものおもちゃがリビングに散乱しやすいのが気になり、こどものおもちゃ収納を用意しました。
毎回片付けるのに30分ほどかかり、ストレスになっていました
おもちゃ収納を導入してからは、カゴにおもちゃを放り込むだけになり、こども達が自分で片付けられるようになりました。
このように「暮らしの見直しがしやすい」主婦は、ミニマリストに向いています
理由②主婦は「家事を簡単化できる」
毎日家事にどれほどの時間をかけていますか?主婦が家事にかける時間は約4時間だそうです。
これだけ時間をかけていれば「家事の改善点」が分かります
例えば、トイレの掃除は毎日5分していますが、週末の掃除は「サボったリング大盛り泡」で手軽に済ませています。
以前は家族が寝た後に便器の奥までしっかり掃除して30分〜1時間くらい掛かっていました。
1年は約52週間なので、時間に換算すると「26時間から52時間トイレ掃除をしている」ことになります。この時間があれば、一日のんびりできますね。時間の節約ができて良かったです。
このように「家事を簡単化できる」主婦は、ミニマリストに向いています
理由③主婦は「日用品を最適化できる」
日用品費、どのくらいかかっていますか?4人家族の日用品費の平均は約12,125円だそうです。わが家はこれより少し少ないです。
ほとんどの主婦が家計を預かっていて、日用品もどんなものを使っているか把握していると思います
例えば、一週間に何度も交換するのが大変で「トイレットペーパー」を5倍巻きのものに見直ししました。
するとトイレットペーパーの数も減って、管理が楽になりました。また「家族が交換してくれずにイライラする」というストレスからも解放されました。
このように「日用品を最適化できる」主婦は、ミニマリストに向いています
【知識】ミニマリストになりたい主婦におすすめな「ゆるミニマリスト」の基礎知識
ここまで主婦×ミニマリストが相性が良いことを紹介しました。でも実は極端なライフスタイルのミニマリストを安易に真似するとこのような落とし穴があります。
ミニマリストあるあるをやりすぎた人の末路
- 「全部カード払い」にこだわって、トラブル時に会計できなくなる
- 「私服の制服化」で服を減らしすぎて、着ていく服に困る
- 「収納用品」を捨てすぎて、災害時に困る
- 「捨て活」でモノを捨てすぎた結果、大損をする
- 「寝袋生活」をして、心身の体調を崩す
- 「湯シャン」にこだわって、見た目が不衛生になる
- 「ルンバ」を買っても、掃除からは解放されない
全て実際に私が経験したことです。ミニマリストの悲惨な末路=黒歴史を経験してきました
このような悲惨な末路にならないために、失敗しない基礎知識を紹介します。
「ゆるミニマリスト」の基礎知識
- 知識① ミニマリストの生活をほどほどに真似するのが「ゆるミニマリスト」
- 知識②「ゆるミニマリスト」の定義は明確に決まっていない
- 知識③「ミニマリストやめました」と挫折している人が多いのが「捨て活」
これだけ押さえていただければ大丈夫です^^
知識①ミニマリズムをほどほどに真似するのが「ゆるミニマリスト」
似たスタイルに「シンプルライフ」、「シンプリスト」、「ほどほどミニマリスト」、「プチミニマリスト」があります。
ミニマリストといえばモデルルームのような部屋に住んでいるイメージがあります。「わたしのウチには、なんにもない。」の著者のゆるりまいさんもモデルルームのような部屋に住んでいるそうです。
モデルルームより家具が少ない、引越したてのようなガラーンとした部屋、棚もスカスカでディスプレイ棚のよう。やかん、炊飯器、電子レンジ、テレビのリモコン、ティッシュなど、普通の家にあるものが見当たらない。
“捨てたい病”のゆるりまいさんに教わる「なんにもない家」のつくり方
ゆるりまいさんのご自宅のような部屋に憧れて真似しようと思いましたが、家族のいる私には無理でした
そこで、有名なミニマリストをそのまま真似ことをやめました。代わりに目指したのが、できる範囲でゆるくミニマリストを真似する「ゆるミニマリスト」です。
ゆるミニマリストのわが家のリビングは、このような感じです。
ミニマリストにはダイニングテーブルはあっても、リビングソファは持たない人が多いのですが、中間をとって両方の機能があるダイニングソファーセットを選びました。
このようにミニマリスト流を無理に取り入れずに、わが家にあった暮らし方をしています。ゆるミニマリストの始め方は下の記事からどうぞ
知識② ゆるミニマリストは「適正量を持つ」という考え方
「ゆるミニマリスト」には、明確な定義がありません。ただし、一般的なミニマリストとはハッキリした違いがあります。
ミニマリストは「最小限主義」
less is more(少ないことはより豊かなこと)
ミニマリストはこのようにモノを最小限にすることで、心豊かな暮らしを目指すのがポリシーです。
一方、ゆるミニマリストは「適正量を持つ」ことを大切にしています。ゆるミニマリストには、「The more you know, the less you need(知れば知るほど、必要なモノは少なくなる)」ということわざが似合っていると思います。
ゆるミニマリストは「適正量を持つ」
The more you know, the less you need(知れば知るほど、必要なモノは少なくなる)
このことわざには「年齢を重ねながら幸せになっていきたい」という願いが込められています。
歳をとるとともにモノに対する欲が減り、時間を大切にするようになり、いかに幸せな日常を長く過ごせるかという考えに変わるということだそうです
意味深い先住民アボリジニのことわざ!
また、ミニマリストとゆるミニマリストには、「断捨離®」と「捨て活」の違いに似ています。
本来の「断捨離」は、「心を開放して身軽で快適な生活・人生を手に入れるための思考」のことで、断欲し、執着することを辞め、不要な物を捨てることです。 不要な物を「捨てる」ことに重点を置く断捨離に対して、捨て活は「何を捨て、何を残すか」を重要視している点が大きな違いとなっています。
捨て活で運気アップ!捨てる物リストやコツ、始め方
このように「手放すこと=最小限」を重視するのがミニマリスト、「何を捨て、何を残すか=適正量を持つ」を重視しているのがゆるミニマリストだと思います。
失敗を繰り返して、「何を残すか」を考えるようになった結果、10年前には10個以上あったバッグを3つに減らすことができました。結果としてミニマリストと同じような効果が出ています。
モノを減らす「最小限」にこだわらず、「捨て活」ではなく見直ししながら、家族や自分自身の「暮らしやすさ」を大切にするのが「ゆるミニマリスト」の私の目指す生き方です
家族もいる暮らしではミニマリストのようにしたくても「できないこと」がたくさんあります。
ミニマリストあるあるを真似した結果、悲惨な末路を経験した体験談は下の記事からどうぞ
知識③「ミニマリストやめました」と挫折している人が多いのが「捨て活」
ミニマリストを目指す上で注意していただきたいのが、モノを減らす活動=「断捨離®」や「捨て活」です。
この「モノを減らす活動」から始めて挫折する人がとても多いようです。
上で紹介したミニマリストと同じ要素のある「断捨離®」は難しい「モノを減らす活動」だと思います。とにかく捨てることと勘違いしてこのような失敗をしました。
「ゆるミニマリスト」の失敗談ワースト5
- 失敗①「思い出の写真」を捨ててしまって大失敗!
- 失敗②「服を一度にまとめて捨てた」結果、風邪をひいて大失敗!
- 失敗③「趣味のもの」を調べずに手放して大失敗!
- 失敗④「好きなもの」を無理に捨てて大失敗!
- 失敗⑤「家族の物」をうっかり捨ててしまい大失敗!
例えば、こどもの絵などの思い出のものは、手放したらもう一度手に入れようと思ってもできません。
失敗を防ぐには、やましたひでこさんの著書やワークショップを受けて正しい方法を学ぶことをおすすめします
この失敗経験から、初心者さんに私がおすすめしたいのは「捨て活=何を捨てて、何を残すか」を考える、モノを減らす活動です。
私のような失敗をしないために、「捨て活」でつまづかないようにしたい人は下の記事をご覧ください
おわりに
「ゆるミニマリストになって良かった5つのこと」と「主婦がミニマリストに向いている理由」を紹介しました。
ゆるミニマリストに興味を持っていただき、あなたの暮らしを見直すヒントになれば嬉しいです。
ミニマリスト初心者さんにおすすめの方法は下の記事からどうぞ