今回のテーマは「ミニマリスト=異常と言われる理由」です。異常と言われる理由と対策をまとめました。
ミニマリストが異常と言われる理由
- 理由① 極端なイメージによる誤解
- 理由② 心理的不安の投影
- 理由③ 社会規範とのずれ
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この記事を書いた人
はじめに – 消費社会とのギャップで理解されない
現代社会は「所有=豊かさ」と強く結びついています。物を極端に減らすミニマリストは、消費を重視する価値観から「異端」と映ることがあるようです。

例えば、私は上質なワンピース3着を愛用しています。人によっては「いつも同じ服を着ている」「不潔」と思うかもしれません。持ち物の中でも服では多い=豊か・おしゃれなどのポジティブなイメージが定着していて、理解されにくいと感じています。
ミニマリストの服
理由 | ミニマリスト=異常と見られる理由
理由① 極端なイメージによる誤解
ミニマリストというとモデルルームのような殺風景な部屋や寝袋で寝ているというイメージがあるようです。これは極端なイメージが先行した結果です。

私自身、このような極端なライフスタイルを真似して悲惨な目に遭いました。体調を崩したり、病気になったりしたのです。

有名なライフハック=正解ではありません。自分らしくミニマリストを実践するのがおすすめです
やりすぎライフハック
理由② 心理的不安の投影
物を手放す行為は他人に「不安定」や「欠乏」を連想させ、違和感を与える場合があります。近年では断捨離への誤解から捨てすぎる人が増えて、「捨てすぎ病」という病気も出てきました。
【捨てすぎ病】
「断捨離」や「ミニマリスト」の過剰な実践を指すスラング。物を捨てることに執着し、生活に支障をきたす状態を指して「捨てすぎ病」と呼ばれる


上で紹介したライフハックと同じでやりすぎは禁物です。無理に捨てすぎず、不用品のみ手放すようにしましょう
ミニマリストの落とし穴
理由③ 社会規範とのずれ
日本では「調和」や「標準」が重視され、ミニマリズムは「変わり者」と見られがちです。近年では「多様性」が注目されていますが、性の多様性だけが誇張されて、個人個人の個性まで及んでいません。まだまだこれからの課題だと思います。

社会とのずれを防ぐために、ミニマリストにありがちな「家具なしのモデルルームのような部屋」を避けました。共感されやすいナチュラルインテリアを配置してスッキリしたリビングを叶えています。

好きなインテリアや趣味、自分らしさを大切にミニマリズムを取り入れると異常に見えにくくなります。性格分析をするのもおすすめです
性格分析してみました
対策 | ミニマリスト=異常と思われるのを避ける
対策① 家族や友人と調和する
周囲との摩擦を避けるため、ミニマリズムを「個性」として柔らかく表現するのがおすすめです。例えば、私はミニマリストですが夫はマキシマリストです。
家全体を管理するのではなく「玄関・リビング・キッチンの共用スペースだけ綺麗な状態だったらいい」と譲れないところを決めて、あとは家族に任せて調和を目指しています。

友人には「片付けが好き」と言っています。家を片付けたいというのは主婦共通だと思います。柔らかく個性をカミングアウトするのがおすすめです。

「ミニマリストで結婚できない」「ミニマリストにハマって離婚した」という話も聞きます
人の物が増えるのに耐えられなくて結婚できない
夫の持ち物を勝手に捨ててしまい揉めて離婚した

このようなトラブルを避けるためには調和が大切だと思います。自分の主張を通すのではなく、周囲にも合わせていきましょう
調和を目指す部屋づくり
対策② 批判を軽やかに受け流す
批判する人はミニマリストの心の軽さや自由さに憧れつつ、自分には難しいと感じ、批判でバランスを取っているのかもしれません。気にしなくて大丈夫です。

また、人は自分が理解できないことに対しては批判的になりやすいです。以前に適応障害になった時、上司に理解されず「心が弱さが原因」と言われた時は悲しくなりました。
このような人も一定数います。その場合は「ミニマリスト」ではなく「片づけが好き」と言い換えるのがおすすめです。誰にでも正直にカミングアウトする必要はありません。本音と建前はどんどん使い分けていきましょう。
ミニマリストの失敗談
対策③ SNSなどのコミュニティを活用する
同じ価値観のミニマリスト仲間(SNSや地元の集まり)で交流し、共感を得るのもおすすめです。SNSとして私は楽天ルームとXを活用しています。

つながりはミニマリストさんだけでなく、主婦や子育て中の方、子育て卒業された方など色々な人がいらっしゃいます。ミニマリストらしく「実際に買ってみて良かったもの」だけを厳選して紹介し、柔らかく個性を出すように心がけています。

淡色好きさんやシンプル好きさんなど、個性的なルームが多くて見ているのも楽しいです。色々なアイテムがあるため、モノにこだわるミニマリストさんにもおすすめです
楽天ROOMはこちら
おわりに – 適正量=自分らしさを大切にしたミニマリストへ
今回は「ミニマリストが異常とされる理由」をテーマに対策と気をつけていることを紹介しました。
ミニマリストというと極端なミニマリズムが有名で誰もが真似しがちです。それはあくまでプロのライフハックで、あなたらしさを考えてはいません。物が極限まで少ないのが幸せなのではなく、適正量で心豊かに暮らすのが本来のミニマリストの目的ではないでしょうか。
人によって適正量は違います。モノも趣味も交友関係も無理に捨てなくて大丈夫です。少しずつ自分らしさを大切にしながら、ミニマリストを一緒に目指していきましょう。
病気だからミニマリストに惹かれた