銀色のすずらんを、ひと針ずつ。ミニマリストが大切に使う「一生ものの裁縫道具」

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こんにちは。ゆるミニマリストのyukoです。 今日、5月1日は、フランスでは愛する人へすずらんを贈る「ポルト・ボヌール(幸運を運ぶもの)」の日なのだそうです。

私の手元には、妹と長年かけて少しずつ贈り合ってきた、銀色に輝くすずらんの道具たちが並んでいます。 かつては、ただ数を減らすことだけに必死だった時期もありました。けれど今は、この美しい道具たちと向き合う「余白の時間」が、私の暮らしをそっと支えてくれています。

目次

父が教えてくれた、道具への敬意

私の父は、よくこんなことを言っていました。

「道具は、できるだけ良いものを選びなさい」

実家をリフォームした際、父は大工さんの使い込まれた道具を見せてもらったそうです。「良い仕事をする人は、道具を一番に大切にする」。その言葉は、今の私のもの選びの、大切な基準になりました。

愛してやまない「めぼそ針」

例えば、愛用している「めぼそ針」。 100円ショップの針とは、布を通る瞬間の「滑らかさ」が全く違います。 高い金額には、それだけの理由がある。私はその差を、心地よく作業するための「安心の代価」だと考えています。

特にお裁縫において、針は心臓部のようなもの。 良い道具は、私たちの「好き」という純粋な気持ちを、一番近くで助けてくれる頼もしい相棒なのです。

喧騒を離れ、100年前の空気を感じる

 なぜ、今の時代にあえて手縫いをするのか。 それは、私にとって裁縫が、外の騒がしさから距離を置くための「デジタルデトックス」の時間だからです。

アンティークのようなすずらんの道具を手に取るとき、ふと思うことがあります。 「100年前の女性たちも、きっとこんな優雅な道具で、静かに針を動かしていたのかもしれない」と。

完成したブランケットと

お裁縫をするときは、大切な布を汚さないよう、温かい白湯を傍らに置いて。 (以前、お茶をこぼしてしまって、しょんぼりしたのも今では懐かしい思い出です) 指先に集中し、ひと針ずつ進めていく時間は、散らかった心を整え、自分自身を慈しむための大切な聖域のような気がします。

「廃盤」という名の、一期一会

愛用しているニードルケースは、残念ながら今はもう廃盤になってしまいました。 けれど、ミニマリストとしてモノと向き合う中で、私はこう思うようになりました。 「今、私の手元にあるのは、きっと運命だったのだ」と。

真ん中の2つは廃盤になり、より大切にしています

左:針休め
庭に咲いている鈴蘭のような針休め。

中央左:ピンクッション(廃盤品)
朝露のようなまち針を添えて。

中央右:ニードルケース(廃盤品)
運命的に出逢った、銀色の秘密基地。

右:目打ち
革ケースに守られた、鋭くも優しい相棒。

モノとの出逢いも、人との出逢いと同じ「一期一会」。 新しく手に入らないからこそ、今ここにある存在が、より一層愛おしく感じられます。「足りない」ことを嘆くのではなく、「出逢えた」奇跡を祝う。 それが、私がようやく辿り着いた、心地よいミニマリズムの形です。

おわりに — 道具を愛することは、時間を愛すること

クロバーの「ポルトボヌール」シリーズは、使い込むほどに味わいが増し、私と一緒に年を重ねてくれる道具たちです。

良い道具を手に取ることは、その道具と過ごす「時間」そのものを大切にすること。 皆さんの暮らしの中にも、手にするだけで心がふっと軽くなるような、あなただけの「すずらん」が見つかりますように。

今夜はどうぞ、ご自分をたくさん労ってあげてくださいね。
皆さまと私に、心地よい明日が訪れますように

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