「モノを極限まで減らす」、「月10万円で生活する」。このようなキャッチフレーズを聞いたことはありませんか。
この本は、目にみえる形ではなく、自分の考え方を変えることで楽しくシンプルな暮らしをする方法を教えてくれます。
今回は「脱力系ミニマリスト生活(森 秋子 著)」の中から、とっておきの内容を紹介します。
本と著者の紹介

私は「捨てる」から、一歩先へ進みます。
「溜め込む」からは、
もっともっと先へ進みます。
「ない」ほうが清潔になり、
お金が貯まっていく。
私は確実に私の幸せに近づいています。
出典:脱力系ミニマリスト生活(森 秋子 著)
森 秋子(もり あきこ)
1979年生まれ。東京都在住。共働き主婦。夫、子どもの家族3人と猫2匹で50平米のマンション暮らし(ベランダに亀1匹)。子育てをきっかけに、時間と家事に追われる暮らしをやめたいと、ものを手放す生活を実践。時間と心に余裕ができ、自由に豊かに暮らしながら、無理せずお金がどんどん貯まる生活にシフトする。その知恵と生活のヒントを「ミニマリストになりたい秋子のブログ」で配信。人気ブログに。2019年に国立図書館インターネット資料収集保存事業(WARP)に保存されるブログのひとつとして選ばれる。著書に「脱力系ミニマリスト生活」、「使い果たす習慣」。
出典: 「ミニマリスト、41歳で4000万円貯める」(森 秋子 著)
1章
片付けは恋愛と似ている
2章
クレジットカードをやめたらお金がたまる
3章
ドレスコードは清潔
4章
完璧を捨てると家が輝く
5章
頑張りすぎないで幸せな食卓
6章
家族レジャーを捨てると休日が輝く
7章
人間関係のこだわりを手放す
出典:脱力系ミニマリスト生活(森 秋子 著)

著者は「ミニマリストになりたい秋子のブログ」で人気のミニマリストブロガーさんです。私も大好きなブロガーさんです
小さい持たない暮らしで幸せを思い出す
1、買い物欲をなだめる「カタカナ語翻訳」


お店に入らなくても、友人との会話、テレビやネットから溢れ出る情報など、人間界には欲望を刺激するキラキラとした言葉が溢れています。
出典: 「脱力系ミニマリスト生活(森 秋子 著)」
私は、ある時、キラキラの魔法をとく方法を手に入れました。
嫉妬や欲望をあおるキラキラとした言葉は、大体が英語、カタカナ、造語のことが多いことに気づいたのです。
これを日本語に翻訳すると、たいていのキラキラの魔法はとけます。
たとえば____、
「ママ友とレストランでランチした」→「母親同士で、食堂でごはんを食べた」
「プチプラで高見え」→「安物で高いふり」
「タワーマンションに住んでる」→「縦長の集合住宅に身を寄せている」
「スムージー」→「食べ物つぶし」
翻訳機能が高まると、どんどん何も欲しくなくなります。
秋子さん流の「カタカナ語翻訳」が面白いです。こちらは逆も可能で「節約生活を続けている」→「大切使いをしています」と自分がやっていることを美しい言葉に変換することもおすすめなのだそうです。
節約は「シンプルライフ」や「ミニマリスト」と置き換えても良さそうですね。ぜひ、あなたのやり方で試してみてください。
私も「お金を使わないで節約した日」を「no money day(ノーマネーデー)」と変換したり、ただの「整理ポーチ」を「every day carry(エブリデイキャリー)」と英語に変換して楽しんでいます。





小さいモノが好きなため、整理ポーチを使っています


2、着まわしをやめました


服の枚数を減らしたいと思った時、「着まわし」ファッションを考える人が多いと思います。ですが私は「着まわし」という考え方を捨てた方がうまくいきました。
出典: 「脱力系ミニマリスト生活(森 秋子 著)」
今は、すべての洋服の組み合わせを「セット」で決めてしまっています。
着まわしをやめると、大きなメリットがあります。
メリットのひとつ目は、組み合わせを考える時間、迷う時間がなくなって最高です。
もうひとつ、いつも「ベスト」な組み合わせで出かけられるので、「今日の組み合わせ、なんだかイマイチだな……」という失敗も、なくなります。
「着まわし」を考えられる人は、ファッションセンスがあると思います。私はまるでファッションセンスが無いため、色やテイストをそろえることでごまかしています。
私は秋子さんの提案から一歩進んで、私服の制服化をしています。また、服を買うブランドも同じものにして、買い物を楽にしています。
こうすることで、思っていたのと違ったという失敗、買いすぎの防止、ちぐはぐな印象をさけることができます。また、同じ印象でいることは大きなメリットがあります。人に安心感を与えられるのです。





毎回、色のテーマを決めて3セットを購入しています。今年の春服は「ラベンダー」がテーマです
3、中古品には価格以上の価値がある


私はミニマリストをめざし始めてから、家具をどんどん手放しました。今の我が家の家具は以下のとおりです。
・ダイニング……テーブルと椅子のセット
出典: 「脱力系ミニマリスト生活(森 秋子 著)」
・リビング……一人掛けソファ3脚、アップライトピアノと椅子
・寝室……セミダブルのベッドと夫用の本棚
・子どもの部屋……セミダブルのベッドマットレスと木製スツール
このうち、ベッドと本棚以外はすべて中古で手に入れました。
秋子さんの家の家具は、中古品で購入して、後から好きな生地で張り替えたものだそうです。前の人から受け継いだモノを大切にされているところが良いですね。
私はモノを探すときにメルカリで探すようにしています。希望を登録しておいて、のんびり待っているのが楽しいです。また、その人のプロフィールをよく読んでポジティブな印象の人から買うようにしています。
風水では中古品はやめた方がいいとされています。私の考えですが、付喪神(つくもがみ)のようにモノに魂が宿るなら、愛情を込めて接すれば、大丈夫だと思うのです。それでもやっぱり心配性なので、お清めの塩をまぶしたり、浄化スプレーでセルフお祓いをしています。





空間にシュッと吹きかけてその中をくぐらせています。お線香タイプもあり、中古品が心配な人におすすめです


4、食器用洗剤をやめたら奇跡が起きた


ある日、中華料理店でバイトをしていた友人から「油は洗剤より熱いお湯で落とすほうが落ちるよ」と聞いて、本当だろうかと、やってみることにしました。
出典:「脱力系ミニマリスト生活(森 秋子 著)」
確かによく落ちます。お米のとぎ汁、パスタやそうめん、そばの茹で汁でも洗えます。
試してみたけどそんなことない、という方は、スポンジで洗っているのではないでしょうか。スポンジは洗剤の泡で汚れを落とすためのつくりなのだと思います。
洗剤を使わないで洗う時は「アクリルたわし」を使うと気持ちいいほどよく落ちます。
冬はお皿洗いで手が荒れませんか?秋子さんも手荒れが悩みだったそうですが、この方法でたまにニベアクリームでお手入れする程度とのこと。
食器用洗剤はあるのが当たり前、と思っていたのですが、なくても何とかななるのですね。グリルの掃除にはみかんの皮、シンク掃除にはジャガイモの皮など生ごみになりそうなものを活用するアイデアも紹介されていました。
一番気になったのが手作りのアクリルたわし。アクリル毛糸でざくざくと編むのだそうです。ハンドメイドが好きなので、ぜひやってみたいです。





「アクリルたわし」は、100均の毛糸で簡単に作れるそうですよ。編み物初心者の私でも作れそうです


5、家テントで自由を手にいれる


テントのなかは別世界です。もぐりこんだら、家のなかでキャンプしているようなワクワクした気分になれます。そして、暖房を入れなくても、とても暖かいのです。冬のマストアイテムです。
出典: 「脱力系ミニマリスト生活(森 秋子 著)」
お風呂上がりのお家エステも、テントのなかで楽しみます。お家エステはこんな感じです。足と手の爪を短く切って、馬油でかかとや足の指をマッサージし、ニベアでコーティング。最後は手のひらを馬油でマッサージし、ニベアでコーティング。とても楽しい作業です。
去年の冬に試しに「家テント」をしてみました。マットレスの上にポップアップテントを組み立てて、こども達と一緒に寝てみました。
みんなでくっついて寝るからか、とても暖かくて、心までほっこりしました。残念ながらわが家のこども達の寝相が悪すぎてテントの中から出てしまい、戻すのが大変だったため、毎日は無理でした。たまにやってみたいお家アウトドアです。
エステをするのも良いですね。そこだけ特別なエステサロンになりそうです。ネイルをするよって言ったら、こども達が喜びそうです。女子のため、こども達もときどきネイルをしています。もちろん、こども用のものです。





長女がときどき爪をかんでしまいます。爪かみ防止におすすめのネイルです


まとめ
1章
片付けは恋愛と似ている
2章
クレジットカードをやめたらお金がたまる
3章
ドレスコードは清潔
4章
完璧を捨てると家が輝く
5章
頑張りすぎないで幸せな食卓
6章
家族レジャーを捨てると休日が輝く
7章
人間関係のこだわりを手放す
出典:脱力系ミニマリスト生活(森 秋子 著)
今回は「脱力系ミニマリスト生活(森 秋子 著)」を紹介しました。
「シンプルライフ」を気軽に始めてみたい人におすすめの先生です。
秋子さんのユニークで愛にあふれる考えが好きです。読んだあとにスッキリしたい人にもおすすめです。
その他のおすすめの内容
・一番最初に捨てるもの
・捨てれらない服と、会話してみる
・週に1日の「0円の日」を習慣に
・買い物欲をなだめる「エア爆買い」
・4000万円のビッグな節約
・洋服ブラシは一生ものの財産
・リサイクルショップは楽しい
・シンデレラになって床を磨く
・ママ友はいらない
・ミニマリストと家族との付き合い方



同じ著者のこちらの本もおすすめです。貯金が得意な秋子さんの方法が参考になります

