あなたのモノを選ぶ基準は何ですか?
私の基準は「美しいこと」です。
今回は「美しければすべて良し(加藤 ゑみ子著)」の中から、とっておきの内容を紹介します。

本と著者の紹介


加藤ゑみ子(カトウヱミコ)
インテリアアーキテクト。(株)空間構造代表取締役。桑沢デザイン研究所インテリア住宅専攻科卒。加藤ゑみ子インテリアサロン、オープンハウスの設立を経 て、1988年、(株)空間構造を設立。住宅・インテリア設計、住宅関連商品におけるデザインを専門とし、生活研究、テーブルセッティング等にも造詣が深い。『お嬢さまことば速修講座』『淑女のルール』等、小社から刊行のライフスタイル書籍は、累計82万部を超え、なかでも『気品のルール』は、イタリア、スペイン、中国、台湾、韓国など7ヵ国で出版されている。
出典: 「カトウヱミコ 加藤ゑみ子プロフィール」


著者は「気品のルール」などベストセラーを多く手がけている方です。
ひっそり自分磨きをしたい人におすすめの先生です。
上質生活の5つの習慣
1、「美の意味」を知れば効果は抜群


美しさについて、まずは自分の感覚をチェックしてみましょう。自分が選んでいる斧を振り返ると自分の価値観と美意識が見えてきます。
出典:「美しければすべて良し(加藤 ゑみ子著)」
単に好き嫌いや便利さで選んでいるのか、自分なりの美しい基準で選んでいるのか、客観的なジャッジをしてみると、自分の美しさの意識レベルが確認できます。
そのときどきの美しいと感じるものを選び、癒され学び、そして成長し、次に進むことができるのです。
ふと目に入ったのが「お財布手帳」でした。
このお財布手帳は、キャッシュレス化と荷物を減らすために選びました。
私の美しさの基準のひとつ目は「機能」です。
また、ファイロファックスはシステム手帳を世界で初めて作ったブランドです。
システム手帳の代名詞的ブランドの誕生秘話は一度読んでいただきたい記事です。
私の美しさの基準のふたつ目は「ストーリー」です。





革がふかふかとやわらかく、触っていると癒されます


2、「丁寧さ」は上質生活の原点


「丁寧さ」は美しさを創り出す元になる行為です。とはいえ、目的は美しさです。便利な商品は画一的で均一ですから、日常せいかつで簡単なものばかりに満足していると、本当の美しいものを見失います。生活を多面的に見て「美しさ」を意識した視点で自分らしい丁寧さを実現したいものです。
出典:「美しければすべて良し(加藤 ゑみ子著)」
加藤先生によるとこの3つを心がけるだけでも違うのだそうです。
生き物は「観葉植物」でも良さそうですね。さらに、「美しいね。かわいいね」と言葉をかけるのも良いそうです。
人間もほめられるとうれしいから、植物も喜びそうです。





ひとつだけ選ぶなら「ベンジャミンバロック」がおすすめです


3、「足るを知る」ための「生活技術」と「美しい生活行為」


物を多く持つことがステイタスの時代から、物を持たないシンプルライフが広がり、最近では物は捨てなくて良いという逆説も出ています。考え方の多様性が進む中、自分はどのライフスタイルでいくかを選び、決めなくてはなりません。
「上質生活」というと、上質な物を持つことと思いがちですが、それを使いこなし、相応しい手入れをする生活技術を持つことが前提です。自分で管理できる量の物で十分足りる。それを知ることから始めましょう。
出典:「美しければすべて良し(加藤 ゑみ子著)」
今は「自分の持ち物」と「日用品」を整えています。数を数えて適正量を持つのが目標です。
私のライフスタイルは、心地よさを目指す「ミニマルライフ」です。
あなたはどのライフスタイルを選びますか?





「こども服の制服化」をして、管理しやすく足りる量にしています


4、自分に相応しい「快適さ」


まず、自分に適した快適さを知っていることが必要です。暑さ寒さ、匂いや音などの感じ方は人それぞれ異なります。自分に適正な快適さを知るためには、五感の心地よさを重視します。「いつもこうしているから」というのは、習慣未満のただの慣れですから、もっと心身が求める快適さを見つけましょう。
出典:「美しければすべて良し(加藤 ゑみ子著)」
知識より心身から感じることを大切にしましょう。何に心地よさを感じるかを意識して、自分をできるだけ良い環境に置くことです。
加藤先生は「視覚」が最も影響を与えます、とおっしゃっています。
私は、すっきりとした空間に美しいものを置くのが良さそうです。
シンプルになりがちな寝室に、「ミナペルホネン」のシングルブランケットを買い足しました。





内田さんのインテリアを参考にして揃えたいです。ミナペルホネンのランプが素敵なのです


5、「美しいもの」を見つける5つの視点


5つの視点は、次のようなものです。
① 本質
出典:「美しければすべて良し(加藤 ゑみ子著)」
本質を押さえていれば、そこから自由に考え、自由に美しいものを持つけることができます。
② シンプル
無駄な物を削ぎ落とした最小限のシンプルな美しさに着目することです。
③ 季節感
季節の変化に着目し、そこに自分を調和させることで、自然の美しさを見つけることができるのです。
④ ストーリー
我々はワクワクする感情の中に幸せを見いだします。それがストーリーです。
⑤ バランス
バランスが良いものは、人に安心感を与え、好ましい感情を呼び起こします。
この5つの視点から、モノ選び、ライフスタイを考えると良さそうです。
季節感なら「部屋に花を飾る」のが良さそうですね。
ストーリーなら「伝統のあるもの、職人が手がけたもの、作家の作品」などを選ぶと良さそうです。





ウィリアム・モリスのカーテンが気になっています


まとめ


今回は、「美しければすべて良し(加藤 ゑみ子著)」を紹介しました。
ひっそり自分磨きをしたい人におすすめの先生です。
5つの習慣を取り入れて、あなたなりの「上質生活」をしてみませんか?


その他のおすすめの内容
・洋の美は、豪華さを重視しています
・和の美は、清貧の美を芯にしています
・日本人が感じる美は、シンプルな総合の美です
・美から良いエネルギーを受け取ります
・衣装は少しだけ所有します
・所有物の量は収納容量で決めます
・美しい習慣は美しい物から身につきます
・生活行為が「自分文化」をつくります
・自分だけの「見栄えの色」を見つけます
・上質なものは人を育てます

