シンプルな暮らしをしている人のお金の管理の仕方が気になります。
今回は「私らしい暮らしとお金の整え方(柳沢 小実 著)」の中から、参考にしたいなと思った内容を紹介します。

本と著者の紹介

柳沢 小実(やなぎさわ このみ)
エッセイスト、整理収納アドバイザー。1975年、東京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。確かなもの選びに定評があり、フェリシモで商品開発なども手がける。暮らしや台湾にまつわる著書は30冊以上にも及ぶ。近刊に「おうち時間のつくり方」(だいわ文庫)、「大人の旅じたく」(マイナビ文庫)がある。
出典: 「私らしい暮らしとお金の整え方(柳沢 小実 著)」


著者はシンプルな暮らし方で有名な方です。
共働きで夫婦2人暮らしの方におすすめです。
自分らしい暮らしとお金の整え方
1、将来についての大きな不安 その原因は「知らないこと」でした


まず、家族構成と加入している年金の種類でおおよその年金受給額を調べ、現在の生活コストや高齢者の平均消費支出額などを比較して、足りるかどうか、足りないのであれば毎月いくら不足するかを計算しました。(中略)調べる前はただただ恐怖におびえていたのが、おおよそとはいえ具体的な金額を知ることができたために、不安感は確実に小さくなりました。
出典: 「私らしい暮らしとお金の整え方(柳沢 小実 著)」
自分のおおよその年金受給額を知っていますか?
フリーランスと会社員では大きく金額が違います。
調べてどう備えていくかが大切とのことです。





お金の本はこちらがおすすめです


2、整えるためのはじめの一歩 まず、お財布の中をキレイにする


持ち歩くものは基本的に、クレジットカードと銀行のカードと、身分証明書くらい。ポイントカードはそもそも作らず、レシートも1日の終わりに必ず出して、中身をリセット。すっきりしていると、なにがどこにあるか一目瞭然で、なにより開けたときに気持ちがいいからです。
出典: 「私らしい暮らしとお金の整え方(柳沢 小実 著)」
お財布はホテルのように考えると良いそうです。
お金がまたお財布に泊まりたいと戻ってくるのだそう。
お買い物の後は必ずリセットして、キレイにしておくことを心がけたいです。





レザー素材の場合は、定期的なお手入れもおすすめです


3、予定外の出費をしやすいドラッグストアではなくネット通販で


以前からドラッグストアは家計の危険地帯だと感じていて「ポイント◯倍デー」と聞くと用もないのにふらふらと入ってしまったり、レジに並ぶ列の横に陳列されているお菓子を無意識にカゴに入れてしまうなど、お店の狙いにまんまとハマってついつい使いすぎていました。そこで、ドラッグストアで買うものを、ネット通販でまとめて注文。手間をかけたくないので、繰り返し同じものを購入しています。
出典: 「私らしい暮らしとお金の整え方(柳沢 小実 著)」
アンケートによると一人暮らしのお菓子代の平均は2872円/月とのことです。
ついつい買ってしまうお菓子、年間にするとかなりの額になります。
私もまんまとハマっています。ネット通販に切り替えることも検討したいです。





大袋のお菓子ではなく、こちらにしようかなと考えています


4、ライフプラン表を作る


ライフプラン表とは、人生のライフイベントとマネープランを掛け合わせた設計図で、理想的な暮らしのために、どのくらいお金が必要かを算出する手がかりになります。子供がいる場合、人生の3大支出である教育資金が重くのしかかる時期があるので、まず家族の年齢を書き入れて、いつ大きな出費があるかを確認します。金額はもちろん目安でよく、タイミングを知ることが大事なのだそうです。
出典: 「私らしい暮らしとお金の整え方(柳沢 小実 著)」
私はほぼ日手帳でライフプラン表を作っています。
作り方は簡単で、10〜20年間の西暦、家族の年齢、お金の項目を作り、書いていくだけです。
例えば、次女が今年は七五三なのですが、支出10万円などです。





日本FP協会からシートをダウンロードできます
5、毎月と年間の収支を知る


この先のことをある程度見直ししたら、次はいよいよ現状を分析して、家計にメスを入れます。
出典: 「私らしい暮らしとお金の整え方(柳沢 小実 著)」
毎月どのくらいの金額で生活しているかは、マネーフォワードにクレジットカードをつなげたので、自動的に集計できています。
・基本生活費(食費、水道光熱費、通信費、日用雑貨費、教育娯楽費など)
・住居関連費(住宅ローンや家賃、管理費、修繕積立金、固定資産税など)
・車両費(駐車場代、ガソリン代、自動車税など)
・生命保険料
・その他(レジャー費、交際費、冠婚葬祭費、お小遣いなど)
表にすると、改善点が一目瞭然になりますね。
項目がわかりやすくていいですね。
我が家はこどもが2人のため、こども関連費が入りそうです。
今は習い事をしていないので、負担が大きいのはオムツくらいです。





割高のため、まとめ買いしています


まとめ


モノ選びに定評がある柳沢小実さんの「私らしい暮らしとお金の整え方」を紹介しました。
丁寧に家計に向き合っている姿が印象的でした。
改めてお金のことを整えたくなる本です。
その他のおすすめの内容
・30才。一軒目の部屋で小さな暮らしを始めました
・42才で家を建てて、住宅ローンの返済が最優先事項に
・家計管理は手間のかからないやり方を見つければ継続できる
・物欲のコントロールは完全に我慢ではなく小さいものに置きかえて
・長く寄り添えるように流行に左右されないもの選びを
・あとから替えにくいものほど、長持ちするよう予算をかけて
・食材の宅配などで計画立てて買い、調味料にはこだわり、フードロスを減らす
・若さにしがみつくのではなく、自然な健やかさをめざしたい
・予算配分は、仕事につながるか単なる趣味かで判断して
・将来もらえる年金額を確認する

