「禅とミニマリズム」は、どこか似た空気があるように思います。
そこで最近は「禅の本」を読んで、シンプルライフの参考にしています。この本は禅とシンプルライフに触れた内容で、特に参考になりました。
今回は「禅、シンプル生活のすすめ(枡野 俊明 著)」の中から、シンプルライフに取り入れられそうな内容を紹介します。
このような人におすすめです
- シンプルライフに興味がある
- 禅を取り入れたい
- 持たない暮らしに興味がある
本と著者の紹介

わざわざ非日常に出かけなくても、
毎日の生活をちょっと変えるだけで、
いつも身軽に生きることができる。
それが本書の「禅的(シンプル)生活」です。
禅、シンプル生活のすすめ(枡野 俊明 著)
枡野 俊明(ますの・しゅんみょう)
1953年、神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。禅の思想と日本の伝統文化に根差した「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得る。
禅、シンプル生活のすすめ(枡野 俊明 著)

著者は「禅僧で庭園デザイナー」です。「世界が尊敬する日本人100人」にも選出された有名な方です
この本の要約・ポイント


この本の要約・ポイント
- いらないものを捨てる
- 持ち物を減らす
- 部屋をシンプルに整える
- 裸足で生活してみる
- 物との縁を大切にする
この本のポイントは、「禅の教えを生活に活かす」ことです。
禅僧である著者ならではの視点から、シンプルライフのポイントを教えてくれます。
この本では「物との付き合い方」が大切なポイントです。その点を詳しく掘り下げていきます。
いらないものを捨てる


著者によると、禅の生活の基本は「手放すこと」なのだそうです。手放すことで、「洗心(心が洗われる)」の効果もあります。
持ち物を減らしていて気付いたことですが、「手放すこと」は意外に難しいです。いつか使うかもと捨てきれなかったり、”高かったから”と執着してしまい、中々手放せないモノがありました。
大切なのはこのような「執着や思い込み」を手放すことのなのかもしれません。





禅の視点から考えると「手放すこと」は奥深いですね
持ち物を減らす


著者は「枯山水(かれさんすい)のようにとらわれない心を持つ」ことが大切なのだと言っています。
持ち物を減らすことで、工夫すればさまざまな使い方があることに気づきます。例えば、わが家は「トイレの消臭スプレー」を辞めて、掃除スプレーと兼用にしました。専用のモノを辞めることで「他にも活かせないか」考えられるようになりました。
また、モノを減らすと大切に使うようになります。以前は「消臭スプレーの買い忘れ」が度々ありました。今は、掃除もする大事なモノだから、残量を気にかけて困らないようにしています。





靴も減らして、最小限にしています
部屋をシンプルに整える


著者によると「簡素な生活こそが美しい」のだそうです。また、「本当に気に入ったものを使うこと」をすすめています。
私の場合は、アラビアのパラティッシというお皿を使っています。北欧フィンランドの食器です。
柄は大胆な白黒の柄です。大胆に柄も関わらず、和洋中なんでも合うのです。このデザインの素晴らしさに感動して、メインの食器を「パラティッシ」でそろえました。





デザイン性も高いですが、お値段も高いです。私はお買い物マラソンで買いました
裸足で生活してみる


著者によると「修行僧は、三六五日裸足で生活」するそうです。
実は最近、裸足で生活しています。こども達が裸足だからです。保育園では裸足で生活しているようで、私も見習って「裸足生活」を始めました。
スリッパがないと不便そうですが、意外となんとかなります。思わぬ効果だったのが、こまめに掃除をするようになったことです。足にほこりがつくと、汚れが気になります。ですから、こまめに掃除をして足が汚れないように気を配るようになりました。



掃除はフローリングワイパー派です。夫は掃除機派。仕上げは夫にお願いしています
物との縁を大切にする


著者は「物を大切にするのは、自分自身を大切にすること」と言います。
他の本で「バッグには自分の世界観が詰まっている」と読んだことがあります。自分を世界を詰め込んだバッグは、最も自分自身を投影したものと言えそうです。
おすすめの方法は「ポーチで小分けして整理する」、「毎回中身を出してバッグを休ませる」などです。このようにていねいに扱うと、愛着がわいてより大切に扱えるようになります。





お手入れできるよう「バッグは3つだけ」です
まとめ
今回は「禅、シンプル生活のすすめ(枡野 俊明 著)」を紹介しました。
「禅をシンプルライフに活かすこと」に着目して、シンプルライフに活かせそうな内容を取り上げました。
シンプルライフに興味がある人、禅を取り入れたい人におすすめです。



この記事で紹介した内容は、本の中のほんの一部です。気になったら、ぜひ本を読んでください。一緒に作者さんを応援しましょう