一時期、専業主婦になって、私の収入がゼロになりました。
その不安から「家計の見直し」をしようと思った時、お金について分かりやすく解説されている本に出会いました。
今回は「貯められる人は超シンプル(横山 光昭 著)」を紹介します。
このような人におすすめです
- お金を貯めたい
- 家計を見直ししたい
- 老後の暮らしが不安
本と著者の紹介

みなさんの相談を聞いていると、
本当に懸命に働いて生きていると感じます。
嫌なことに向き合い、
弱い自分やズルい自分と付き合いながら、
頑張っています。
自分の思い描く生活ができていたり、
そのように改善することで幸せになり、
そのうちにほかの誰かも
幸せにできることに気づいてもらいたいです。
ぜひ、自分を大切に見つめてあげてください。
貯められる人は超シンプル(横山 光昭 著)
横山 光昭(よこやま みつあき)
家計再生コンサルタント。
家計の借金・ローンを中心に、盲点を探りながら抜本的解決、確実な再生を目指す庶民派ファイナンシャルプランナー。個別の相談•指導では独自の貯蓄プログラムを活かし、リバウンドのない家計の再生と飛躍を実現。これまで1万人以上の赤字家計を再生した。
貯められる人は超シンプル(横山 光昭 著)

著者はNIKKEI STYLEで「もうかる家計のつくり方」という連載をしています。有名なファイナンシャルプランナーです
モノ・生活・お金の順に整えると「一生ものの貯金体質」に変わる!
お金の乱れは生活の乱れ


お金の問題児を根本的に貯蓄体質へと変えるためには、いきなりテクニカルなお金のお話はしません。まずは部屋の中、つまり身のまわりの「身近なモノ」を手掛かりに考え方を見直していきます。なぜなら生活習慣が大きなヒントになるからです。お金の乱れは生活の乱れが数値化されたものです。ですから、まずは「身近なモノ」との付き合い方から見直ししていただきます。
貯められる人は超シンプル(横山 光昭 著)
著者によると収入を増やすよりもまず、生活の見直しが大切だそうです。
この考え方がとても好きです。身のまわりの「身近なモノ」を見直すのなら誰でもできそうですね。
私は「持ち物リスト」を作って持ちすぎを防いでいます。少しづつ慣れていって、私服は3着で過ごせるようになりました。





「持ち物リスト」の作り方はこちらで詳しく紹介しています
3つの袋を持つ


「使う」「貯める」「増やす」というのは、3つの財布を持つということではなく、金融機関の口座を3つ作ってください。「使う」は、日常生活で使う生活費を入れておく口座。「貯める」は貯蓄をしていく口座。「増やす」は資産運用などをしていく口座です。
貯められる人は超シンプル(横山 光昭 著)
この”3つの口座”を持つ、という方法がおすすめです。この本を読んでから、2020年から始めてみました。
余裕資金を投資に回しています。今は増えた資産が、30万円ほどになりました。
将来いくらになるかを知るには資産運用シミュレーションがおすすめです。資産形成の大切さがよく分かります。
使う口座


日常生活で使うお金。
貯められる人は超シンプル(横山 光昭 著)
手取りの1.5ヶ月分を入金します。
例)手取り30万円の場合、30万円×1.5ヶ月分=45万円
使う口座には、手取りの1.5ヶ月分を、入金するそうです。我が家もこの方法を採用しています。
月初めに口座の残高をリセットしています。残高を見て、使いすぎなどがわかるのが良いところです。
65歳以上の夫婦のみの世帯では、消費支出は月22万4436円だそうです。この支出を参考に、23万円以下で生活しています。



生活費は家賃込みで20万円以下にするのが目標です。老後を見据えているため、教育費などは入れていません
貯める口座


生活防衛資金の役割。
貯められる人は超シンプル(横山 光昭 著)
手取りの6ヶ月分を入金する。
例)手取り30万円の場合、30万円×6ヶ月分=180万円
貯める口座には、手取りの6ヶ月分を入金するそうです。
こちらは180万円を参考に、少し足して200万円を生活防衛資金として、2つ目の口座に入れています。
もしもの時のお金があると、心に余裕が生まれます。



もしもの災害のとき、病気で手術が必要なときなど、さまざまな場面で使えます
増やす口座


証券会社の口座を開設。
貯められる人は超シンプル(横山 光昭 著)
「使う」と「貯める」をオーバーした分を積み立てNISAなどで資産運用する
増やす口座には、資産運用のお金を入れています。
オーバーした分すべてではなく、資産運用はiDeCoとつみたてNISAで約5万円運用しています。
2023年の金融不安のある時点で、30万円のプラスになっていました。





金融不安があるため、銀貨を購入しました。5枚で3万円以下でしたが、今は3万円を超えています
お金が貯まる家計のコツは?


まずはシンプルな人の例です。共働き夫婦の家庭だとしましょう。ふたりとも別々に給与口座があり、そこに毎月のお給料が入ったら、生活するための口座にそれぞれお金を入れます。その口座から様々な引き落としがされていきます。
いっぽう、貯まらない家計はとても複雑です。家計がひとつではなく、夫婦バラバラで存在していたり、費目に応じて各自が個別に出していたり、所得に応じて負担割合を決めていたりします。
同じ収入であっても、前者では、1000〜1500万くらいの貯蓄、後者はせいぜい100万円程度しかない、という差が生まれたりするのです。
貯められる人は超シンプル(横山 光昭 著)
「夫婦別財布」というのをたまに聞きますが、家計の面で見たら良くないのだそうです。
わが家はこどもが生まれてから、共通財布に見直ししました。
すると「おこづかいの使いすぎ」など問題が色々と見えてきました。お金を貯めたいなら「共通財布」がおすすめです。



できれば結婚後すぐがおすすめです。パートナーの理解が得られない場合は、こどもが生まれたタイミングで見直ししてみてください
まとめ
今回は「貯められる人は超シンプル(横山 光昭 著)」を紹介しました。
貯金したい人、老後の暮らしが不安な人におすすめです。
読み終えると、しっかり備えれば大丈夫なんだと安心できる本です。
その他のおすすめの内容
・モノはお金が形を変えたもの
・マキシマムな自分を捨てる
・モノからスタイルが見えてくる
・生活の乱れがお金の問題となって表れる
・自分に対して投資してる?
・写真とメモで把握する
・7つの質問で振り返る
・「消費・浪費・投資」で把握する
・実行するかどうかが分かれ道
・貯まる家計は、超シンプル



この記事で紹介した内容は、本の中のほんの一部です。気になったら、ぜひ本を読んでください。一緒に著者を応援しましょう